リーダー1人の存在で社会全体の雰囲気が変わること
少し前の記事のお話しです。
朝日新聞の2017年2月26日の記事に「たった1回の選挙で社会の雰囲気がこんなに変わったことが怖い」という見出しが、目に入りました。
これは、米国のトランプ大統領が就任した1月20日から1ヶ月経過し、社会の急激な変化が記事になっています。
「リーダー1人の存在ですべてが変わる。」
今日はここを考えていきましょう。
多様性は否定できない
心と体が一致しない「トランスジェンダー」について、オバマ前大統領はトイレや更衣室を本人が望む形で使わせるようにすべきという通達をしています。
これは、多様化が進む社会では理解しなければならない部分と思います。
でも、トランプ大統領は22日に白紙撤回しています。
すぐに、抗議の緊急集会が23日にニューヨークのグリニッチ・ビレッジで起きています。
たった1人のリーダーの判断で、社会が激動することが分かります。
リーダーへの賛同者が語る「差別や憎悪」
トランプ大統領は、「自国を守る」としてメキシコの壁を作ることや、移民を排除する考えを持っています。
この記事を書いたのは3月26日ですが、これもいまだ米国内の分断があるようです。
以下、ニューズウィーク日本版より引用します。
今月初め、首都ワシントンやニューヨークなど全米各地で一斉にトランプ支持者の集会「マーチ・フォー・トランプ」が開かれた。
カリフォルニア州バークレーでは参加者と反トランプ派の衝突が発生し、負傷者や逮捕者も出る騒ぎに。
アメリカの分断は、国民の憎しみと暴力と不信を強めるばかりだ。
リーダーの判断や考えは、社会に大きな影響を及ぼすことが分かります。
さて、頭を日本に切り替えて、リーダー、あなたの組織のリーダーはどうでしょうか。
生活と政治は密接に結びいている
以前、「日本の政治や選挙に興味がない若者がいる」との報道が以前ありましたよね。
その一方で、海外の若者は自国について自分の考えを述べることができます。
それだけ、自分の生活と政治が密接に結びついていることを理解しているので、関心が高いのです。
選挙も公職選挙法の一部が改正され、20才からの選挙が18才に引き下げられました。
私は仕事や生活、新聞を通して、政治との関わりを知ることが出来ました。
ここまでくると、もう「無関心ではいられない」ことが分かります。
まとめると、
・リーダー1人の考えや思想で「社会全体が変わること」。
・自分の生活と政治との関係は密接につながっていること。
・無関心でいると、政治の都合の良い政策になってしまうこと。
組織のリーダーの人間性や性格はどうか、誰がなるべきなのか。
考えさせられるところです。
ではまた。