2016年10月19日発行、山形新聞の気になる記事まとめ
今回も、山形新聞で気になった記事や気付きをまとめていきたいと思います。
気になる記事1.「新聞週間 眺めることから」
10月16日から1週間、新聞大会が始まっています。
やましんサロンから気になる記事の引用です。
主催者の山形新聞社や来賓の方々のあいさつには「有益な情報を日々蓄え」「新聞を読む生活習慣が身に付けば」「日頃からニュースを追うこと」など、毎日、新聞を読むことを勧められている。
(略)
ジャーナリストのむのたけさんじさんは、読むことももちろんだが、毎日書くこと(ジャーナル)を勧められた。
書いているうちに自分の原則や流儀が出てくる。
それをジャーナリズムというのだと語られた。
私も新聞が大好きで肯定派です。
ネットニュースは「ななめ読み」(興味のない記事も目に入ってくる)が出来ないので、自分の興味のある情報にしか目に入らなくなります。
結果、世の中の動きが分からなくなり、視野が狭くなります。
なので、新聞は広く世の中にアクセスできるツールです。
書けば書くほど、自分の流儀が積み重なるのは同感。
これも、自分にとって大事なことです。
日々「読み」「書き」を繰り返すことで、自分なりの文章のまとめ方や情報発信の「型」が出来ます。
経験上、1年間半くらい書き続ければ、自分なりのジャーナルが出来てくると思っています。
気になる記事2.「訓練は彼を相当追い詰めていた。基金調査に同僚証言。暴行や落ち込む様子」
これはもう働く側にとっては、ショッキングな出来事です。
ハラスメントの問題は他人事じゃないですよね。
資本主義と言えど、雇用する側とされる側に起こる大きな問題です。
新聞を読んで胸が痛くなり、思わず涙を落とした記事です。
男性は訓練中、指導役にヘルメットの上から思い切り頭をたたかれたり、「お前は必要ない」「帰れ」といった罵声を浴びせられたりしていた。
突き飛ばされた男性は声も出ず、うつむきながら涙を流していたという。
(略)
過去に訓練を経験した同僚は、男性が亡くなったと聞いた時、自殺と厳しい訓練とがすぐには結びつかなかった。
「今思い返せば、暴力や怒号が飛び交う訓練が当たり前になり、自分も精神的に圧迫され感情がまひしていた。」と語った。
(略)
「若手を導く立場に上司が暴力や罵声ではなく、語り掛けることで部下を導くような組織に生まれ変わってほしい」と語った。
どうでしょう。
ほんの少しの引用ですが、心に突き刺さって忘れられない記事です。
知らない人も多くいると思いますが、日本の労働は今、変わろとしています。
ハラスメントの問題は、全国の問題まで発展しています。
まとめると、
・大手広告代理店の「電通」の新入社員が100時間の長時間労働により過労自殺。
・武蔵野大学の教授が、「月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない。」で大炎上。
・同時期に、内閣官房では「働き方改革実現会議」開催され、長時間労働を助長する36協定の見直しなど「働き方」を根本的に見直す会議が開催。
・その前後、東京労働局の特別対策班が、電通の本社や子会社に立ち入り調査に入った。
・関電の技術課長職の自殺や、フィリピンから技能実習制度で訪日した男性も過労自殺などが、次々に労災認定される。
・NPO法人などが立ち上がり、長時間労働撲滅のキャンペーンを開始。1週間で2万人以上の署名を集める。(現在も署名できます。)
・11月25日(金)には緊急フォーラムを開催し、その後、厚生労働大臣に「政府への提言」を提出。働き方改革実現会議にも届けられます。
以上のように、ハラスメントや過労自殺をうけて、メディアが動き、社会全体が動き始めています。
1つ言えるのは、「もう泣き寝入りする時代では、無くなった。」と言えるでしょう。
あなたはどう考えますか?
ではまた。